理学療法士は、基本的動作能力の回復を目指します。作業療法士は、応用的動作能力の回復を目指します。具体的にお話すると、たとえば、あなたが骨折したとします。病院で医師が骨折した骨を修復してくれますよね。でも、完全に骨が治っても、手の機能は骨折前と同じようにはいきません。動かしにくかったり、筋肉が弱っていたり、力が入らなかったりしますよね。洋服のボタンがとめられなかったり、細かい作業ができなかったり、たくさんの不便・不都合(障害)が残ると思います。そこで、理学療法によるリハビリテーションが行われます。動かなくなった関節や筋肉をいろいろな運動をすることで動くようにしたり(運動療法)、患部を温めて循環作用を改善する温熱療法、電気をあてて萎縮の防止や鎮痛作用を促す電気光線治療を行います。整骨院や整形外科で、電気をあてたり温めたりした経験はありませんか?これらを理学療法といいます。手首の痛みがとれ、筋力・機能も回復してきたら、次は応用です。より手の動きをスムーズなものにするために、動作機能の回復を図ります。それが作業療法によるリハビリテーションです。手芸をしてみたり、園芸、編み物などの作業を利用して、手を動かす訓練をします。これは、実際の生活状況や、障害の程度によって様々な方法を工夫する必要があり、人それぞれによってプログラムが違ってきます。それが作業療法です。以上、簡単に説明させていただきましたが、少しでも理解の助けになったでしょうか?
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